サードウェーブコーヒーを楽しむアプリ”DripApp(ドリップアップ)”

サードウェーブコーヒーが人気を集めるロンドンで、プリペイド式のサードウェーブコーヒーを割安に楽しめるスマートフォンアプリ「DripApp(ドリップアップ)」が開発された。DripAppはロンドン市内のチェーン店でない独立型のコーヒーショップ120店と提携している。
サービス内容は、アプリを介してコーヒー5杯分または10杯分の代金を前払いすると、最大50%の割引価格で好みのコーヒーを注文することができるというとてもシンプルで便利なものだ。

またアプリ上で、現在地周辺の提携店を検索しコーヒーの注文からオンライン決済まで可能。
月額89ポンド(約14,000円)を支払うと、好きなコーヒーを好きな分だけ楽しめるプランも提供している。まさに毎日コーヒーが手放せないコーヒーアディクトには重宝される料金システムだ。

サードウェーブコーヒーとは

thirdwavecoffee

改めてサードウェーブコーヒーとは何か?簡単に歴史を追ってみてみよう。


FIRST WAVE(19世紀後半~1960年代初頭)
世界の食卓にレギュラーコーヒーを大量生産、大量消費の時代。

真空パックの開発によって焙煎したコーヒーの遠距離流通が可能になり、コーヒーの大量生産、大量消費が始まりました。フォルジャーズ、ゼネラル、フーズといった大手メーカーが大規模な広告キャンペーンとともに全世界的に市場を拡大。味や品質は二の次、なによりも低価格であることが問われた時代でしたが、これを経て、家庭や職場にコーヒーは完全に浸透し、1962年に米国のコーヒー消費量は最大値を記録します。


SECOND WAVE(1960年代初頭~1990年代)
勃興するインディーロースターたち。スターバックスのあとさき。

味や品質を、顧みることのない大手企業に嫌気がさした焙煎業者が独立し、営業を始めます。〈ピーツ・コーヒー)や〈コーヒー・コネクション〉がその代表格ですが、彼らの高貴な努力は後に大きな成果を生みます。「スペシャルティコーヒー」という概念は次第に「違いの分かる」愛好家の心をつかみ、やがて〈スターバックス〉のグローバル化によって、世界的なコーヒーブームへと結実していくことになるのです。


THIRD WAVE(1990年後半~現在)
スペシャルティコーヒーの新世紀、コーヒーが「ワイン化」する。

グローバル化した大企業化したシアトルコーヒーらを横目に第2波初期の焙煎業者の初心、DIY精神を地道に断承し続けた第3波。第2波のうねりのなかで一般化したフェアトレード、味のグローバルな評価基準といった仕組みを最大限に活用し、コーヒーを大量生産品ではなく、ワインのようなより高次な「嗜好品」に、コーヒーは果実となりました。より成熟したマーケットの新たなニーズに応えたコーヒーなのです。




日本人の1人あたりのコーヒー消費量は、世界14位で国民全体で1日1杯飲んでいる計算となり、国全体の消費量にすると世界4位(約40万トン)の総消費量と、いまや生活にかかせない嗜好品である。
DripAppは今後ロンドンだけでなく、イギリスの他地域やヨーロッパでも展開していく予定だ。チェーン店の方が圧倒的に店舗数も多く値段も割安な分、こういったサービスによってクオリティが高く、バックグランドなどのストーリーも持つサードウェーブコーヒーの市場がより浸透することに期待したい。アジアでも日本でもぜひ。


[DripApp – Fancy unlimited coffee?]




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